2010年05月17日

獣心を成してのちに人心を養う

養育法は着物よりも食物のほうに心を用い、粗服はさせても滋養物はきっと与えるようにして、九人とも幼少の時から体養に不足はない。


子どもの教育法については、私はもっぱら身体の方を大事にして、幼少の時から、強いて読書などさせない。まず獣心を成してのちに人心を養うというのが私の主義であるから、生まれて三歳五歳まではいろはの字も見せず、七、八歳になれば手習いをさせたりさせなかたり、また、読書はさせない。それまでは、ただ暴れ次第に暴れさせて、ただ衣食にはよく気をつけてやり、また子どもながらも卑劣なことをしたりいやしい言葉を真似たりすればこれをとがむるのみ。


(8~10歳で)教育の門に入れて、本当に毎日の時を定めて修業させる。
なおそのときにも身体の事は決して等閑(なおざり)にしない。世間の父母はややもすると勉強勉強と言って、子どもが静かにして読書すればこれを褒める者が多いが、私方の子どもは読書勉強してついぞ褒められたことはないのみか、私は反対にこれを止めている。




さて、問題です。
これは誰が子育てについて書いたものでしょう。







ヒント、1万円札。







もうお分かりですね。
正解は、福沢諭吉さん。
出典は『福翁自伝』。


エチカの鏡とかに出ている方々ではありません(笑)。



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Posted by 高崎市の税理士 小澤昌人  at 09:37 │Comments(0)教育

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