2010年06月29日

今日の哲学(2010.6.29)

士魂商才というのも同様の意義で、人間の世の中に立つには武士的精神の必要であることは無論であるが、しかし武士的精神のみに偏して商才というものがなければ、経済の上からも自滅を招くようになる
(中略)
それならば商才はどうかというに、商才も論語によって充分養えるというのである
道徳上の書物と商才とは何の関係がないようであるけれども、その商才というものも、もともと道徳を以て根底としたものであって、道徳と離れた不道徳、欺瞞、浮華、軽佻の商才は、いわゆる小才子、小悧口であって、決して真の商才ではない

(『論語と算盤』渋沢栄一)


ビジネスという言葉があまり好きでなく、
あえて商売という言葉を使っているが、
果たして両者は同義なのだろうか。


タグ :渋沢栄一

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Posted by 高崎市の税理士 小澤昌人  at 22:58 │Comments(0)今日の哲学

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